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◆ 星海の来訪者 - Wickedness From The Deep Chaos -
無限の魔女が一歩を刻んだ始まりの浜辺
再会と出会いに高まる鼓動の昼下がり
邂逅と衝突の狭間に立つは双子の星詠み
深き海の底へいたりて巡り合う少女と少女
樹海の最後に立ちはだかるは冷徹なる武人
冒険者をいざなうは老練なる海都の賢人
血を飲み込むは汚泥にぬかるむ魔の水域
祝祭に沸く海都へたおやかに響く調べ
波頭を越えて臨むは共に挑みし新天地
来るは騒がしくも愛らしいエトリアの聖騎士
広がるは大海原の深遠が懐く蒼海の魔宮
瀬に浮かぶは失われし追憶の断片
潮流渦巻く先に潜むはほの暗い策謀
魔手は蒼海に染まるヴェールの置くより伸び寄る
決意を束ねて統べるはやはり、無限の魔女達
深海を震わせるは偉大なる海王の謁見
白亜の姫に拝して心胆を寒からしめるは?
猛禽の姉弟が駆け上がるは果て無き夢路
流浪の王子を主と仰ぐは猛禽の騎士
無垢なる幼姫の手で開かれるは玉座への扉
王子にして姫なる娘が相克するは偉大なる海の王
荒ぶる波濤を超えて砕き冒険者達は前へと進む
眼前に広がるは水の空を湛えた深海の都
刃の底に心を秘めて今は仲間と深都を目指す
湯の音に入り混じるは少女の不安と希望
冒険者を迎えるは深海の孤独に生きる王
深都の騎士が出会うは麗人、麗人が見出すは真なる王
眠らぬ街の薄明かりが照らすは美しき冒険者達
将家の技を望むは猛禽の騎士と殺伐たる乙女
真実を求めし冒険者達が挑むは赤熱の灼洞
灼熱の牢獄に繋がれしは王子にして姫なる真祖
割れる冒険者達へ向けられるは深都よりの刺客
流浪の王子達が再会するは深都の新たな軒先
二つに割れて別れる冒険者達の新たな旅立ち
月夜に知れるは深都の守護神と二つのギルドの分かれ道
アンドロは電気守護神の夢を見るか
禁忌の二人を襲うは深王の友がしもべか
二機の機兵、二人の老人、二つの進むべき道
一難さりて後のうららかな一時も僅か一瞬
賽は投げられ脆くも儚く崩れ落ちる絆
守護神の間に満ち満ちるは矜持を賭した剣戟
リボンの魔女を襲うは己の落とす影よりいでし者
深都の守護神を前に絶望を振り払うは誰か
鋼の巨神を前に死力を尽くして生を勝ち取る一撃
目覚めし世界の理は二つに一つを迫る
守護神を屠りし生還者は咎人か
海都一の武人が忠義を尽くすは白亜の姫君
大海原を征くはソラノカケラのひとしずく
幼き冒険者達が見出す脅威への前兆
少年の双肩にのしかかるは責任の重圧
灼洞を征くは決意を胸に秘めし王子達
魔窟と化した邪蟻の巣に老将は吠える
蟻達の魔都を潰すは亡国の王子
復活の魔女が挑むはさらなる世界樹の深淵
癒しの一輪を求める冒険者達が歩んだ回廊
夕闇迫る海都を寒からしめる衝撃の真実
暗渠にも似た迷宮内を照らすは雷光渦巻く友の笑み
聖域へと望む淵に絶望の光は淡く灯る
異教の拝殿奥に鎮座するは不動の門
時流のうねりに巻き込まれて咎人は縛につく
常闇の中で少女達は真実へと踏み出す
聖なる森の先を閉ざすは深王の操り人形
断罪の間を封じる百年の孤独は打ち払われる
冒険者の矜恃が呼ぶ奇跡は白亜の供物
ヒトを取り戻す男女の奥より真なる災禍は現れる
伊達と酔狂の冒険者が引き絞る銃爪は誰のために
明日への代価をあがない冒険者は未来へ進む
愛しい面影に別れを告げてる決戦前夜
酒気に沈む英雄の心を支えるのは誰か
禁忌の門は開かれ辺獄への道が現れる
砂金の一粒にも等しい時の雫を繋ぎ止めて
リボンの魔女が目指す闇の淵へ流血は続く
月夜の激闘に聖騎士は雄々しく気高く吼える
深奥の玉座は修羅の血に濡れ真祖の力を呼び覚ます
辺獄と化した決戦の地に亡国の王子は軛を解き放つ
決着の一撃に真祖は邪神の縛鎖を解いて昇る
流血の夜に朝日が戦いの終わりを高らかに歌う
老いてはただ古き国の黄昏に去りゆく
同じ今を生きてる
先へ進んではならぬと百年閉ざされし魔境
いにしえの災厄が受肉と共に復活を遂げる日
遠き日の約束を胸に騎士は再び立ち上がる
友に託すは魂の刃、友より説かれるは乙女の心
舞い降りるは白銀の翼を翻す竜の王
魔宮織りなす緑は探索者を惑わし迷わせる
降り注ぐ光の中に昇るは騎士の星
復讐の射手が見据える光はぼやけて霞む
撃墜王達が舞うは灼熱烈火の紅いソラ
ヒトは皆新たに開かれた道を戸惑い歩く
己が魂を装填して絶対零度の魔竜を撃て
鎮魂の祈りを込めて、遠く未来を願う
最後の試練を課すは楽園の守護神
決戦へと旅立つ者達の気高き一歩
明日への死闘を戦う者達の叫びが照らす闇
修羅と羅刹が進む血路の果てに未来はある
血の螺旋は解き放たれ花嫁は死の祭壇へ登る
花と散る命をまとって修羅は再び舞い降りる
真祖より生み出された神代の剣が扉を開く
世界樹の子等が歌う未来への誓い
禍神を包む最後の庇護が今、砕かれる
倒れた数だけ強さを胸に刻んで魔女は立ち上がる
繋いだ手と手が未来を掴んで明日を引き寄せる
栄えある勇者達を永久に閉じ込め語り継ぐ夕べ
至高の刃を抜くことのない未来へと剣豪達は旅立つ
縁は結ばれ紡がれながらも、潮騒の向こうへと消えてゆく
未来への船出に帆は星海からの風へ吹かれて