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・ギルド「トライマーチ」
 エトリアで名をあげた、自称名門冒険者ギルド。その歴史は既に二十年近く、ハイ・ラガートやアーモロードでも名声を馳せた。「エトリアの聖騎士」ことデフィールが在籍していたギルドとして一部で有名。

・タルシス
 未開の大陸奥地にある、小さな小さな開拓民の街。辺境伯が統治しており、広がる平野に豊かな生存圏を確立している。絶えることなく吹き渡る風が特徴で、この風はタルシスを常に守り清めているとも言われている。片田舎だが中心部は比較的インフラの整理がなされている。

・セフリムの宿屋
 冒険者達が定宿とする、タルシスで唯一の大きな宿屋。とっても包容力のある女将さんが細腕で切り盛りしており、常に冒険者達で活気づいている。女将さんの手料理は名物で、その絶品グルメを味わうためだけに訪れる客も多い。冒険者の中には月極で長期滞在する者もいて、さながらアパルトメントである。

・ベルンド工房
 タルシスで鋤や鎌、鍬からスコップにピッケルと大半の物を作っている工房。勿論、冒険者達の必需品である武器防具から薬品類まで取り扱っている。非常に愛らしい看板娘が店を切り盛りしていて、街中の人気を集めている。製品のクオリティは高く信頼は絶大で常連客も多い。

・踊る孔雀亭
 タルシスの民や冒険者で賑わう酒場。昼は軽食やスイーツを出してるため、お茶に訪れる老人や女性客も絶えない。クエストと呼ばれるさまざまな依頼を受け付けており、冒険者達はここで仕事を得ることもでき、その内容は多岐に渡る。街の社交場として情報が集まり、妖艶だが愛くるしい女主人も人気。

・エトリア
 世界樹の迷宮が最初に発見された辺境の小さな町。この町にあった地下深くへ伸びる世界樹の迷宮は、後に「エトリアの聖騎士」と呼ばれる少女率いる、トライマーチの手によって踏破された。その奥に眠る秘密は、この世界を再生させる為に業を背負った、ある一人の男の悲劇であった。今でも迷宮の謎こそ解き明かされたものの、観光客と冒険者で賑わっている。ゲーム「世界樹の迷宮」の冒険の舞台である。

・ハイ・ラガード
 世界樹の麓に広がる北方の小さな公国。この国より天に伸びる世界樹は、その上に天空の城があるとの伝説があった。そこには奇跡の力を持つ聖杯があるという……しかし、その謎を解き明かした「リボンの魔女」率いるソラノカケラを待っていたのは、過酷で哀しい真実であった。今でも迷宮こそ踏破されたものの、観光客や冒険者で賑わっている。ゲーム「世界樹の迷宮U諸王の聖杯」の舞台である。

・アーモロード
 南海に浮かぶ世界樹を要する島国。海都と深都、二つの街からなる国で、元は王家が支配する土地だった。その迷宮内には、百年の宿業を持ってフカビト達と争う民の悲劇があった。だが、ソラノカケラとトライマーチ、両ギルドの冒険で争いを治め、地の底に眠る邪悪な禍々な禍神が討伐された。今は民政アーモロード共和国になっており、迷宮の人気も健在。ゲーム「世界樹の迷宮V星海の来訪者」の舞台である。

・ネの国
 エトリアの聖騎士ことデフィール・オンディーヌの母国。彼女はこの国のパラディンであり、家督を息子に譲って引退した今でも永世筆頭騎士として王室から絶大な信頼を得ている。比較的穏やかな大陸に広がり、政情も経済も安定した大国である。このネの国の片隅に、世界樹の迷宮が初めて見つかったエトリアがある。ハの国を最近統合吸収し、ナの国とは元々同じ国だった。小説オリジナル設定。

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