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◆ 伝承の巨神 - The Elder Gigantes Of Mythology -
新たな旅立ちを誘う一陣の風
風都に舞い降りた漆黒の極星
世界にふたりぼっちの親子がもぎ取る未来
朝露に舞う蝶がいざなうは小迷宮への大冒険
始まりの迷宮に少女は新たな一歩を確かに刻む
その瞳に星海を湛えて踊る剣姫が再会する世界樹
芽生えた希望をわかちあう者達の出会い
闇に溶ける影、夜を狩る始末屋
天の大河に集う者達が目指す海
暴君が飛び交う中に見出すは世界樹への第一歩
翠織り成す迷宮、血臭運ぶ疾風
かくて命は下され、冒険者達は危険に挑む
碧き森に狂獣の咆哮は轟き響き渡る
見えず触れぬ確かな豊かさを知った夜
日々を研鑽で生きる冒険者達に告げられる強敵
少女達の前へと狂える獣の戦神は現れる
荒ぶる森の主へと少女達は果敢に挑む
人と人との狭間に影は静かに寄り添い生きる
大地を閉ざす風が吹き去る先、それは新たな大地
英雄達が目指す先にタルシスの世界樹は枝葉を広げる
見上げるは幻霧に煙る森、見下ろせば緑闇の森
漆黒の闇が見上げるは蛍にも似た純白の輝き
翼の生まれる場所に冒険者達は新たに集う
タルシスの隣人たる英雄は二度死ぬ
けぶる幻霧の森に待ち受けるは亜人達の祀る巫女
遥けき彼方に忘却されし真実を告げられる夕べ
知るは胸に秘め、知らぬが雑言に踊る午後
言葉と言葉が歌で交わる夜に忍び寄る影
静寂に羽撃く毒蛾の奥より告げられる衝撃
虚無の鳴動は荒ぶり、絆の継承は結ばれる
惑うな共に、と光と影は手を取り言った
白い決意と黒い殺意が交わる時は
惨劇の夜を噛み千切った平和へ
呪いを引きずる乙女よ、答はその先遥か遠くへ
旅立ちの朝に、マイ・リトル・フェアレディ
その風に名を問うてみるがいい
少女たちの結束を輝かせて水面に光は踊る
吹き荒ぶ嵐の中を進めば、追憶
天に行き詰まる時は、地に伏せてみるがいい
竜のさだめに翻弄される乙女と乙女
立ちはだかるは兎武者、立ち塞がるは災厄の病
ついに邂逅を果たす古き戦の民
蝕む呪いの影は世界樹の巨人
錬金術士はその背中を追い求めて探す
今は雌伏と剣狼は死にゆく貴婦人に寄り添う
完成された未完成、その原石を磨く時は
無限の魔女が残した置き土産
真に少女たちが受け継ぎしもの
呪われし乙女の身を蝕むは暗黒の翼
美女たちと魔獣、出陣
翅と翅とで語らう蝶たちの羽音
焔蛟の玉座に血と汗を流せば
眠れ炎邪、凍れる地の底に
追憶の虚無に別れを告げて、今
少女たちが対峙するは己の弱さか
祝祭の空気を切り裂くものは
再会は硝煙と刃に飾られて
対極の凶星が月光に浮かぶ時
決意の騎士は払暁を超えて
剣に問い、剣で語れば
奇跡を願わぬ者たちでさえ月に祈る
遠く帝都に麗人は凍えて耐える
聖堂に集いて澱むは高潔なる覚悟か
分かつ生と死、別れ行く男と女
暁の騎士は緑の森に沈む
閉ざされた扉の向こうへ伝うものは
生命を語り生命を騙る者
風は死を招いて吹き荒び
風は生を歌って吹き抜ける
真昼の空に暴虐の月が昇る時
新たなる顔ぶれは敵か味方か
眠れ友よ花咲く凍土のもとに
戦鬼の哭く夜に蝶はふわり漂う
淫らな狂気が愉悦に踊る仮面舞踏会
地の底に盲目の射手は真実を秘めて
彷徨える金月蜥蜴の辿り着く場所
溶けゆく氷は未だに真意を閉じ込めて
秘めた覚悟をその身に宿し、騎士は独り発つ
地を這う流星となって魔弾の射手と黒狼竜は飛ぶ
復活、朝を呼ぶもの。咆哮、血を呼ぶもの
少女を飲み込み徒花は狂い咲く
冷たい蒼月の光は狂気を打ち払うのか
優しげな嘘、気高き欺瞞
因果の縛鎖を引き千切って、禁忌の力が風となる
騎士と騎士とが交わす言葉は血と汗を吸い込んで
皇子の野望を守るは無慈悲な巨石の番人
黒い剣と金の刃、交わる斬閃の向こうへ
暁の騎士は明日と未来へ希望を繋ぐ
決着が呼び込む新たな戦いの幕開け
金月蜥蜴の二重恋愛は二度終わる
金鹿の跳ねる本の森の、その先は何?
復活の魔女を迎えるは六花の怒氷
零れる涙を凍らせて、永久に
守るべきモノのために、疾走れ
エトリアの聖騎士の帰還
動き出す封印の剣
剣をペンに、弓を紙に代えて
灼熱の時代より蘇りしモノ
霧衣の奥へと世界樹の残滓がたゆたう
鬼呼びの日に浮かぶは、禁忌の残滓と奇跡の残響
終わりの先にあるモノを封じて護る女
最後の扉が解き放つモノ
嘆きと哀しみの果て、決戦への旅立ち
惑いの迷路をモノノフたちの剣は進む
呪いへ願いを、憎しみへ想いを
最後の力で解き放たれしモノ
少女たちの瞳に宿るは希望の光か
竜の鱗を剣に変えて少年は男を叫ぶ
気高き誇りを刃に、猛き怒りを切っ先に
乙女の祈りと願いが刃を真紅に凍らせる
生と死を穿つ絆
終わりと始まりの狭間に立ち上がるならば
タダイマとオカエリの狭間に満ちるもの
束の間の平和へと忍び寄る悪夢
呪いの闇さえ照らす月の光になって
うつろう時代の風が魔女を呼び覚ます
母の面影と別れて皇子は剣に明日を誓う
巫女へと這い寄る邪悪を討て
蘇る悪夢を前に剣狼は吠え荒ぶ
星海に見守られし少女の来訪
再会の友が告げるは神竜の導き
麗らかな休日に冒険者は買い物を楽しむ
竜をも超える勇気と……ああっと! クマー!
最後の魔宮は決戦を前に冒険者たちを待ち受ける
乱氷渦巻く空に冒険者たちはすれ違う
平和の雨露に剣は錆びて朽ちるを選ぶか
最後の暴竜へと挑むは蘇りし想いの剣
解き放たれた邪怨の魔竜が燃え盛る
滅びゆくモノのために
運命を前に剣の乙女と金月蜥蜴は寄り添う
縛るモノ、結ぶモノ
新たなる勝利、新たなる旅立ち
その闇の名は、暗国ノ殿
笑顔で、君と
世界樹の種を育んだ夢の跡
怨念渦巻く魔宮に吹く風
禁足地を守る帝国の騎士たち
風は歌う、オカエリと
二つの流れを繋ぐ絆
その闇の底に澱むモノは
奈落の淵の胎動
世界を、ひろって
希望を運ぶ乙女たちの戦い
吹き荒ぶ血風の彼方に
はじめましてのサヨナラに
最後の騎士道が咲かせる炎の華
全ての終わりよ、等しく始まれ
生命を貪り災厄は蟲より芽吹く
願い、望み、祈り、その果てより来るモノ
歌の音よ、舞い踊れ
世界樹の涙、光に変えて今
光が浮かべた影さえ力に
今、光あれ……常に光と共にあれ
モノクローム
勝利の美酒を、君と
最初で最後の犠牲者
さらば、愛しき剣の時代
心の蛹を脱ぎ捨てて
終わりなき旅は続く
さよならは星の数、別れの涙はその輝き
少女を終えて今、少年の終わりが始まる
真紅の想いは受け継がれ、そして恋は愛になる
日常という名の冒険は続く