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・ドラゴン
 全宇宙のヒエラルキーの頂点に君臨する、圧倒的な強さを誇る攻性生物。その存在は大自然の摂理そのものであり、因果律や運命さえも意のままに操る。神たる七匹の真竜が頂点に君臨し、それぞれが己の分身である七匹の帝竜を持つ。そして、帝竜からは無数に多種多様なドラゴンが生まれ、それも人間の科学技術では倒せぬ力を秘めている。ドラゴンとの遭遇は、死を意味する。

・フロワロ
 ドラゴンの出現を告げる先触れ。鮮血のような紅い花をつける猛毒の植物である。ドラゴンが星を侵略する際、その勢力圏を示すために大地をフロワロで汚染する。強い瘴気を振り撒き、生きとし生ける全てを死で拒絶する徒花である。非常に繁殖力が強く、その星固有の動植物を駆逐しながら、恐るべきスピードで全てを覆ってゆく。

・羽々斬の巫女
 神代の昔より日ノ本を守ってきた、凶祓いの一族。武門の家柄ながらも女系で、常に純潔の乙女が『斬子』の名と共に役目を担ってきた。それは、西暦時代でも変わらず、その遥か先の未来まで血を連ねてゆく。長く壮大な物語の、片方の主役を務める者たちである。退魔の力を太刀に込めて、あらゆる邪を断ち割り滅する。その異能の超常力は、次代の巫女を産むため純潔を失うまでやどり続け、国と民とを闇より守り抜くのだ。

・ムラクモ機関
 遥か昔から、マモノと戦いながら日本を守ってきた秘密組織。身体能力や反射神経、精神感応力に情報処理能力と、突出した才能を持つS級能力者を集めている。多くの実働部隊を持ち、班分けして各事件を影で解決している。その組織力は大きく、日本の政財界にも強力な影響力を行使することが可能……政権や国際事情に決して左右されず、独立した権限でマモノ殲滅に対するあらゆる高位が認められる。そして、図らずも全地球規模の竜災害に対して、真正面から戦うことになるのだった。

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