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☆ギルド『ネヴァモア』


・ニカノール・コシチェイ(ボイスタイプ02:好青年 - CV:斎賀みつきさん)
 ネクロマンサーの名門、コシチェイ家のお坊ちゃん。コシチェイ家は多くの不死者を輩出する家柄で、今も各地のダンジョンや古塔にアンデットとなった親族たちが元気に暮らしている。ニカノールもゆくゆくは有限の生命を返上してアンデットになる予定だったが……なにかの手違いで死んでしまい、若くして生きた死体となってしまった。性格は温厚で物腰穏やか、育ちの良さ故か能天気で呑気だが、真摯で純真な好青年である。愛称はニカ。
「生きてるなら適度に適当に頑張らなきゃ。例え死んでても、それは同じだよ」


・ナフム・ナフ・トレン(ボイスタイプ12:ニヒル - CV:川原慶久さん)
 ドラグーンの青年で、考える前に全力投球、全速力で全開ダッシュのバカ兄貴。物心つくかつかないかという頃に家族を亡くし、通りすがりの傭兵団に拾われて育った。家族同然の傭兵団で軍師の息子フリーデルと出会い、兄弟も同然に育った。今では義兄弟で、信頼し合った相棒同士である。暇さえあれば書庫に引きこもるフリーデルを引き回しては、砦のご近所を荒らし回った名うての悪ガキだった。ギルドの頼れる?兄貴分である。
「フレッド、時間をやるっ! 三秒でいい手を考えろっ! 俺は、突っ込むっ!」


・フリーデル・シュティレンフィーゲル(ボイスタイプ09:物静か - CV:佐藤拓也さん)
 ワーロックの青年で、動く前に状況分析、常に思慮深く突っ走るバカ兄貴。辺境の傭兵団で軍師を務めている魔術師の息子である。団長に拾われてきたナフムとは幼なじみで、隙あらば砦の内外を考えなしに走り回る義兄弟の参謀として、ありとあらゆる悪戯を思い付いては実行させていた稀代のクソガキだった。セオリーを踏まえつつセオリー無視をも視野に入れる戦術眼の持ち主で、多彩な魔法で仲間を支える。愛称はフレッド。
「ナフム! 言っても無駄だが無闇に突っ込むな。俺が打開策を整えるまで辛抱だ」


・エランテとクァイ(ボイスタイプ19:無気力 - CV:川原慶久さん)
 知的生物の精神に寄生し、その熱量を啜る代わりに様々な恩恵を与える妖物と共生する一族。少女に見えるが実際よくわからない女性。常に眠ったままの状態のエランテが宿主で、クァイと呼ばれる男性人格の異生体が同居している。そのため、普段はクァイが野太い声で喋り周囲を驚かせる。エランテは眠り続けたままだが、夢という形でクァイと仲間達のやりとりを認識しているようだ。ただし、見ているだけで干渉は全くできない。
「……やるしかねぇか。おっと、お前さんはまだ寝てな。俺等が連中を片付けるからよ」


・ラチェルタ・ファルシネリ(ボイスタイプ31:ボーイッシュ - CV:大橋綾香さん)
 冒険者一家の一人娘。かつて伝承の巨神にまつわる謎に関わった両親やその仲間たちに憧れて、自分も世界樹で一旗揚げようと飛び出した。年の割には有事に際して結構シビアな冒険者の理屈で動ける有望な新人だが、経験不足で空回りする事もあったりなかったり。スカートの下には謎の錬金生物な父親譲りの金色の鱗と羽毛、そして尻尾も生えているけど普通の女の子。なお、本人にそこまで頑張って隠す気もないというかむしろ自慢のチャームポイントなため、宿屋などでは結構オープンに晒してごろごろしていたりする。
「いち、にの、さんでいってみるよー! 順番通りに片付けちゃうから!」


・河上虎狼介直房(ボイスタイプ13:武士 - CV:鳥海浩輔さん)
 マスラオとして武を極めるため世界樹へと修業にやってきたセリアンの青年。名前が長いので、皆は『コロスケ』と呼ぶ。一人称『拙者』、語尾には『ござる』、修行一筋の生真面目な堅物で女性のあしらいはとことん苦手……まるで絵に描いたようなサムライ。とはいえ基本的には気さくで面倒見の良い好青年であり、ギルドの面々とも相応に交流はある。ちょっと真面目すぎて斜め上なところもあるのはご愛嬌。
「待たれよ、皆の衆! ここより先は拙者が受け持ち申す……いざ! 尋常に勝負、勝負でござる!」


・バノウニ(ボイスタイプ01:熱血 - CV:花江夏樹さん)
 吟遊詩人を志して諸国を旅する青年。護身用に習い覚えた大鎌と風変わりな服装から近寄り難い印象を周囲に与えがちだが、意外と気さくで律儀な好青年。問題があるとすれば、彼が天性の音痴であり、更には歴史ある呪い師の家系であること。歌声に相手を蝕む瘴気を纏わせるというどうしようもない事実で、この「ある意味一番の呪い」を解く手段を求めて世界樹へとやって来たが、あくまで力は力、歌は歌ということに、彼はまだ気づいていない。
「今日こそ、歌う……たとえ呪われた血族の声でも、俺の歌を歌うんだ!」


・カズハル・スズキ(ボイスタイプ05:やんちゃ - CV:代永翼さん)
 エトリアの世界樹の遥か下層『遺都シンジュク』に暮らす現地民の少年。幼い頃から遺跡発掘物の修理をする職人の父を手伝って素材回収などをしていたため、オーパーツ慣れしている。都庁跡に探索や採取のため訪れるエトリアの冒険者と多少交流があり、自分も地上に出て冒険者になりたいという夢を持つ。その夢を巡って父親と喧嘩した勢いで家出し、いままで小遣いや密かにエトリアで素材を売った代金を貯めた冒険者積立資金を全部使ってアイオリスにまで来てしまったエクストリーム自分探し君。
「よし、情報を整理しよう。ああ、これ? 故郷で流通してる計算機、全自動ソロバンさ。便利だよ?」


・ワシリーサ・イリヌーシュカ・ウォロパエフ(ボイスタイプ24:お嬢様 - CV:早見沙織さん)
 ニカノールの伴侶として親同士が決めた許婚。愛称は『ワーシャ』である。当人たちは許婚の存在は知っていたが、互いの顔を見た事もなかった。婚礼を間近に控えていたはずの婿がある日いきなり世界樹目指して旅立ったと聞かされた上に、ならばと追い掛けて来てみたら死んでて流石にちょっと困惑したが、もともと相手が屍術士の一族なのも知ってて幼い頃から覚悟完了済みのため即座に腹を括る。まだ『決められた伴侶であり主』として以外の彼を知らないが、徐々に彼の本質に触れて惹かれてゆく。
「皆様、お任せ下さいっ! わたしが……ワーシャがやってみます! やってみせます!」

☆ギルド『トライマーチ』


・ノァン・ヴィーニッヒ(ボイスタイプ21:お転婆 - CV:瀬戸麻沙美)
 七人の少年少女の死体から作られた、むちぷりふたなりゾンビ。フォリスが禁忌の力で生み出し、通常人の七倍の筋力や瞬発力、思考力を誇るが、七倍アホの子である。フォリスをマスターと呼んで懐き、献身的に尽くすが空回りばかり。フォリスの恋人の妹タリアをベースに、その姉で恋人のサリア、友人のルシカ、ウォーケン、ハインツ、ミスタ、ウォラフの系七人の死体で出来ており、右目が緑で左目が赤(左目はサリアの物)、異様に白い肌が特徴。感情が高まると全身に縫い目がビッシリと浮き出るが、そのことをノァンはとても恥ずかしがっている。
「アタシ怒ったです! グーで叩くです……マスターが殺すなって言うから、デコピンで殴るです」


・フォリス・ヴィーニッヒ(ボイスタイプ09:物静か - CV:佐藤拓也さん)
 アイオリスよりも都会なアースランの街で、葬儀師として働いていた青年。恋人サリアとの将来を誓っていたが、オカルト秘密結社アイゼンクロイツにサリアを含む七人の親しい者たちを惨殺される。その復讐のために屍術士の禁忌とされる術に手を染め、ノァンを造り出し組織を壊滅させた。しかし、それが原因で住んでいた街を追われる身となり、アイオリスにノァンと共に流れてきた。復讐の反動でスーパー賢者タイムな無気力男子になっている。
「いや、まあ……ノァンがいつも、すみません」


・コッペペ(ボイスタイプ19:無気力 - CV:川原慶久さん)
 アイオリスに流れ着いた流離いの吟遊詩人。酒場などで詩を歌って日銭を稼いで暮らしていたが、その正体は名門ギルドトライマーチのギルドマスター……なのだが、アルカディアの大陸に来る途中に船が難破、事故で記憶喪失のまま浜へと打ち上げらる。その後は記憶がないままある時は冒険者、またある時はヒモをやってだらしなく生きてきた。60代前後という歳だと思われるが、相変わらず金にルーズでいい加減な性格、そして胡散臭い上に今度は都合が悪いと記憶喪失を言い訳にするという最終手段まで身につけた。
「オイラは嫌だねえ、おお嫌だ……苦労は買ってでもしろなんて、御免被るねえ?」


・御統まきり(ボイスタイプ33:真面目 - CV:日笠陽子さん)
 セリアンの山都でも有名な武門の家、御統家の一人娘で肉食女子(肉料理が好き)文武両道、武芸百般に学問も教養も備えたパーフェクト才女なのだが……余りに清々し過ぎる豪快な性格と、これまた立派に育ち過ぎたワガママバディのせいで全く縁談がやってこない。しかし、年寄りには凄い人気があるので「私は魅力に溢れ過ぎた女性なのだな、わっはっは」と勘違いしている。生まれと育ちがよかったせいか、物凄く素直な一面があって、驚くほどにチョロい時がある。
「ふむ、これは肉で治るな! すぐ肉を調達するとしよう! 肉を食べれば元気回復! 間違いない!」


・キリール(ボイスタイプ28:天然 - CV:久野美咲さん)
 盲目のブラニーで、以前は男娼として奴隷のような生活をしていた。しかし、少ない稼ぎをやりくりしてハーバリストの修行を積み、自分の貯金で自分を見受けして娼館から社会へと出てきた。非常に心根の優しい青年で、労りと慈しみの精神を持った人格者だが……どうしても夜をひさいで暮らす生活が長かったせいか、二言目には寝床で解決しようとする。男も女も構わず、一緒に寝て奉仕に尽くせば何事も円満だと思ってるフシがある。
「僕でよければ、その猛りと昂ぶりをぶつけて下さい。きっとスッキリされる筈ですし」


・マキシア・デライト(ボイスタイプ44:ソロル - CV:雨宮天さん)
 タルシスでも有名な冒険者にして英雄、ラミュー・デライトとクアン・デライトの間に生まれた一人娘。古代文明の研究を元に作られた人造人間、計画種だった母の身体的特徴や能力を受け継いでいる。そのため妙に発育がよくて両性具有。ラチェルタとは大の仲良しで、双方互いに「あいつは妹分、自分はお姉ちゃんみたいなもんだから」と思っている。剣の腕を磨き冒険者になったが、その過程で中二病と邪気眼をこじらせてしまった。今は格好いい自分を演じるのに夢中だが、時々地が出る。
「っしゃあ、必殺の連撃……秘伝の妙技! お見舞いっ、するぜっ!」


・メルファ・メルベール(ボイスタイプ35:古風 - CV:堀江由衣さん)
 アイオリスの花街でも有名な娼館、夢見の夜魔亭の古株娼婦。見ての通りのブラニー故に、幼女大好き属性の客に圧倒的な人気を誇り、そのイカ腹は神とまで崇められている。また、娼婦仲間から相談を受けることも多く、大勢の娼婦たちに信頼されている姐さん的存在でもある。その手練手管は金額に見合う素晴らしいものらしいが、どうにも妄想癖があって思い込みが激しく、時折一人で勝手に話を膨らませては盛り上がり、挙句の果てに思考を暴走させてしまうことがある。
「おっ、お主! さてはワシを薄い絵草紙がアツくなる展開に持ち込む気じゃな!」


・ナルシャーダ・V・タイクーン(ボイスタイプ18:ハイテンション - CV:石田彰さん)
 自称シドニア貴族の御曹司で、エリート魔導師。腕は並だが、とかくデカい口を叩くし自信過剰、そして圧倒的にナルシスト。自分大好き人間だが、悪い奴ではないらしい。性格は「世界の中心は俺様!」というアホ丸出しな上に、本気でそう思っている。そして、時には世界の中心で居続けるための努力を欠かさない一面がある。自分の美しさが大好きで、世界樹の頂で叶うという願いを「俺様を中心とした美女や美少女のハーレムを!」に決めており、本気でそれを押し通すために男らしく自惚れている。
「おお、神よ……世界を見守る世界樹よ! 何故、俺様の美しさに完璧を求め与えたのだ……!」


・レヴィール・オンディーヌ(ボイスタイプ37:意地っ張り - CV:大橋彩香さん)
 エトリアの聖騎士デフィールの孫娘で、父リュクスと母つくねの間に生まれた。幼い頃から帝王学を学び、領民と領地の平和を守るために鍛錬を欠かさぬ生真面目を通り越して馬鹿真面目な少女時代を過ごす。結果、齢16歳にして『ノブレス・オブリージュ絶対貫くウーマン』になってしまった。その姿は、若かりし頃のデフィールにそっくりどころか、ヤングデフィールを数百倍頑固で堅物にしたレベルに達している。彼女が『私にいい考えがあるの、五分頂戴!』と言ったら、誰もが危機を察して身構える。
「チェル! マキ! 連携で追い込むわよ! 私にいい考えがあるの!」


・アーケン・ブロウニング(ボイスタイプ20:粗暴 - CV:大川透さん)
 一人前のネクロマンサーを目指す少年で、見た目は厳つい筋肉バリバリのヤンキーだが、頭は凄く弱い。1ノァン=3アーケンくらいだから、かなり弱い。ちょっと粋がってる高校生男子レベルのつっぱり具合だが、意地を通せば道理どころかなんでもかんでも引っ込むと思っている。そのため、意地を押し通すためならやせ我慢もなんのその……だが、女には弱い、というか女が苦手。いつもカズハルやバノウニと茶をしばいては、夢を語り明日を語り未来を語り、そしてグダグダとすっとこに過ごしている。
「オラオラァ! 邪魔すんじゃねえ! 力こそっ、パワァァァァッ!」


・シシステル・ケスレム・ドゥエ・ハッシャ(ボイスタイプ22:高飛車 - CV:潘めぐみさん)
 世にも珍しいハーフルナリアで、普段はそのことを隠してくらしている。辺境を治める伯爵家の跡取りで、女伯爵として領地を統治しつつ、冒険者として自身の研究する錬金術を完成させるためアイオリスにやってきた。彼女の言う錬金術とはずばり、魔力に頼らず地水火風をコントロールする、科学のことである。ただし、色々な機械や装置を作っては皆に見せるが、どうやらダウンサイジングが苦手なようだ。あと、この歳で処女なのを少し気にしており、無乳故に乳パッドを入れたりする見えっ張りな部分もある。
「さあ、この研究にひれ伏しなさい! 科学に頭を垂れるのよ! あ、あれ? 何か、爆発しそ――」

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