※アイコンは此方からお借りしました
・ソラノカケラ
メビウス(CV:坂本真綾)
ぼくらのギルドマスター、リボンの魔女メビウス1。洗濯板通り越した脅威のつるぺた僕っ娘。存外と義理堅い姐御系。かつて北方の国ハイ・ラガートで「リボンの魔女」といえば、名の通った冒険者として有名だった……のも、今は昔の話。過去の栄光とかに全く興味がない、むしろ前しか見えてない節もあるお嬢さん。ちなみにお菓子作りが得意で、一流パテシエも真っ青の腕前。
「ぼくらはぼくらの仕事をするっきゃないでしょ、いつでもさ」
タリズマン(CV:かわのをとや)
黙っていれば二枚目だけど基本的にうさんくさい三十路アニキ、吟遊詩人の経歴も持つ「囀るガルーダ」。ギルマスを「隊長」と呼んで付き従う海賊船長。豪放な反面、自然を歌に詠む繊細さも持ち合わせる。いつの間にやら海賊の手並みを身に付け、ギルドが管理する帆船も自在に使いこなす。海賊なのに、野蛮な海賊行為はしない、でも海賊の心意気はあるとこが妙に紳士。
「やっちまいましょう隊長。俺達で、あいつらをやっつけちまいましょう」
ネモ/エイビス(CV:堺雅人/名塚香織)
ふしぎ系占星術師にして年齢性別何もかも不祥の電子ツバメ。一人称「俺」の男前だが時々きらきらしい美少女っぷりも垣間見せる。実は脱ぐと凄い。だが何が凄いのかは誰も知らない。双子の兄妹あるいは姉弟。兄だか弟がネモ、姉だか妹だかがエイビス。よく見れば結構違うのだが、入れ替わり立ち替わり探索しているので、どっちだか微妙に分かりづらい。
「俺たちは大丈夫だ、俺たちは負けない。だから俺たちを信じてくれ、頼む」
グリフィス(CV:石川英郎)
見た目に反してフレンドリーなおじさん忍者はサザンクロス。のんきなおじさんぶりを振りまいて周囲に癒しを与えつつ、得意技は首切。ソラノカケラきっての良識者……だといいなあ、と思われてる人。いつでもマイペースだが、仕事にはまったく抜かりがない切れ者でもある。かなり実際的な人物でもあり、血気にはやるギルドマスターを諌める面もあるとかないとか。
「命あっての物種ですよ、死んじゃったら英雄もへったくれもない」
スカイアイ(CV:高橋広樹)
遠くの敵もがっつり捉える鉄壁管制官。ギルマスとはもはや腐れ縁を通り越した竹馬の友であり友人以上恋愛対象外のガチ。友に対しては遠慮もへちまもない男だが、当の友も彼に対して容赦もへったくれもない女なので丁度良い。リボンの魔女伝説の、影の立役者でもある。が、それを自分から誇るところがないあたり、本当に無欲な人物としかいいようがない。
「目標を確認、後方は任せたまえ…Cleared to engage!」
グリペン(CV:山野井仁)
遠い辺境の森からやってきた獣使い。半端無い無口な上に口を開けばPTメンバーに理解できない言語を喋るが、身振り手振り&意外と上手い絵で難なく意思疎通をこなす多芸なアニキ。地味に読書を好み、よく宿の食堂でアモロ日報を読む姿が見られる。(一応アーモロードで話される言葉も喋れないわけではないらしい)
「…………………」
ラプター(CV:平野綾)
重装騎士として故郷に錦を飾ることを夢見る、純情一途なもののふ乙女。多くの騎士を輩出してきた名門、ダグラス家に生まれるも、女であった為にマーティン家に養子に出された。しかし、「女では騎士叙勲は無理」という故郷の風潮に真正面から挑むべく、世界樹の迷宮に武功と名声を求めて挑む。……弟を無理矢理ひっつかまえて(笑)
「わたしは盾、敵を食い止め押し切る盾だ。そしてその在り方は、今は貴方の為だ。忘れるなよ、我が君」
イーグル(CV:鶏内一也)
ラプターの弟で、剣の修行をつみつつ、ゆくゆくは騎士か……と思っていたら、突然実家に帰ってきた姉ラプターに連れ出されて(引きずり出されて)海都にやってきた。基本的に巻き込まれ体質なのだが、巻き込まれるやノリの良さと空気を読む能力でアッサリ感化される、おばかな好青年。姉が無敵の盾なら、弟は最強の剣……基本的にしかし、ポジティブばかコンビらしい。
「姉貴が盾なら俺は剣だ。何だって斬り倒してやるから、だから遠慮なく頼れ。な?」
レヴ(CV:保志総一朗)
農家に生まれながら学問を修め、博物学者を夢見る青年。独自に世界樹の迷宮を調べ上げた図鑑を作り上げるのが目標で、特に動物や植物等への造詣に長ける。また、非常に温厚で人当たりがよく、ソラノカケラの一員になるや、またたくまに対外的な折衝や交渉等の仕事を任されるようになった。また、同郷の親戚達を連れての採取は貴重な資金源にもなっている。
「ウサギには千の敵と、それを退ける万の知恵がある……僕もそうありたいなと思ってます」
シェルパ(CV:梶裕貴)
レヴの従兄弟で、小さな頃から年の近いレヴが勉強する姿を見ながら育った。その為自然と、レヴの世界樹への探究心に影響され、大いに触発され協力を勝手に申し出る。そうして、半ば強引に海都までついてきてしまった。基本的にはレヴ同様、農家出身ならではの知識と経験を持ち、迷宮での採取の傍らでアイテム管理などを任されたりもしているようだ。
「レヴ兄ぃ! あれは氷属性でトドメをさすと素材が痛まず手に入るんじゃないかな!」
チェブラシカ(CV:伊藤かな恵)
レヴが生まれ育った村の村長の一人娘で、小さな頃からの幼馴染。一見してマイペース、ぽや〜んとしたお嬢さんだが、時々とんでもない行動力を示すことも。今回の海都への動向などがそれである。漠然とだが「自分もどこかの庄屋筋に嫁に出されて、百姓生活なんだろうな」と思ってたものの、レヴに触発され気付けばついてきてしまった。何か、理由があるのかもしれない……?
「ピッケルよし、手斧もよし、これで準備は万端ですわ。さあ、今日もしっかり働きましょう」
ルスラーン(CV:広橋涼)
チェブラシカの大親友で、どこかぽやや〜んとした村長の一人娘を影から支えるシッカリさん。赤子の頃から並んで育った為、もはや姉妹同然である。互いに自覚はないが、相手と離れると調子が狂うくらい、「いて当たり前」の関係である。チェブラシカが突然の行動力を発揮してレヴに同行した際、自分がいてやらないとと思い慌てて追いかけてきた。良くできた娘さんだが、時々ドジ。
「待って、もう少し……もう少しだけ持ち帰りましょう。そうすれば……! ああっと!」
ジェラヴリグ(CV:釘宮理恵)
海都生まれのうら若き……と言うよりも幼い星詠みの少女。まだ遊びたい盛りの年頃にも関わらず、一人前の冒険者として自分でどこまで何ができるかを良く解っている。それは彼女が特殊な生まれで、故に叔父と叔母の元で育ったからかもしれない。他者を理解し、他者に有益であろうと努力する反面、年相応に無邪気で、トライマーチのリシュリーとはすぐに打ち解け親友になったりもしている。
「どうにもならない出来事ならば、今頃わたしはここにいないよ」
クフィール(CV:阪口大助)
かつて砂漠にあった剣の国、その亡国の王子で、本名をクフィール=ネシェル=ミステールという。国が滅びた後は一族離散となり、自身も海賊の下働きなどに身をやつしながら生きながらえてきた。今の目標は、王族最後の義務として一族を集め、その全員に平穏な日々を送ってもらうこと。また、生き別れの兄をも探しており、その為に名を知らしめるため、世界樹へと挑む。
「まいったな、忘れたくても抜け出せない。父上……オヤジの教育の賜物とやらがちょっと恨めしいよ」
トーネード(CV:浪川大輔)
百年前より連綿とバージョンアップと改修を繰り返して世代を重ねてきた、由緒正しい深都の騎士。深王代理騎士の任を帯びて、ソラノカケラの監視役として送り込まれる。が、本人はあまりその辺は気にせず適当で、百年ぶりの海都を堪能し、ソラノカケラの連中とも(とりわけご婦人達と)交流を深めている。素顔はイケメンで超がつく程女ったらしの紳士。年齢を問わず女性に敬意を払い口説くのが趣味。
「やあお嬢さん、よろしければ貴女のその貴重な一時、ワタシに預けてはいただけませぬか?」
ラファール(CV:中井和哉)
ミラージュ&クフィールの従兄弟で、本名はラファール=シュペル=エタンダール。国が滅んだ際に幼かった為、目くらましとして女児に偽装し脱出、養育された。結果、立派な「普段着感覚で女装するイケメン」に成長。お家再興のためギルドを立ち上げた直後クフィールに遭遇しさっくりギルド解散、そのままソラノカケラに押しかけ参入する。ややヤンキーじみた男前だが、うっすら世間知らずでちょっとアホ。
「こいつは俺の普段着だ、文句あっかよ? あァ?」
ボートゥール(CV:森川智之)
ラファールの一の家臣にしてお目付け役。弩で狙撃をやってのけるベテランスナイパー。突っ走り気味な主君を時に諌め、時に的確に補佐する冷静沈着な堅物だが、主君が普段着として女装している事に何ら疑問を持たないあたり相当に毒されている。寡黙な男だが非常に主君思いで、その忠義の心は厚い。また、たいへん思慮深く発言力を発揮してソラノカケラを助けたりもする。女心が解らないことだけが弱点。
「俺の後ろに立つな」
ニムロッド(CV:田村ゆかり)
ラファールが立ち上げて即時解散させたギルドに加入していた治療師。一見年端も行かない少女のようだが実は結構な年齢らしく、妙に時代掛かった口調で遠い過去の話を語る。外見からは想像もつかない、何処に出しても恥ずかしい変態淑女。そもそも加入理由は「男の娘ギルマスハァハァ」であった。時にはスケベトリオの三人以上にエロスを爆発させることもあるから末恐ろしい。普段は不真面目で不謹慎。
「美少女、イケメン、男の娘、ちっぱい、巨乳、ナイスミドル、メイドロボ……ほんにアーモロードはパラダイスじゃのぅ、ドゥフフフフフ」
ヴェールクト(CV:森田成一)
ニムロッドを師と仰ぐ占星術師。この師匠にしてこの弟子、書物と名のつく全てのものが絡むと光の速さで我を忘れるダメ人間。とはいえ相応の常識は持ち合わせている模様で、暴走気味の師匠と弟弟子を体を張ったツッコミで止めるのが主な役割。しかし基本的に貧乏クジ役が回ってくることが多い。ある意味で彼が、ニムロッド師の最後の良心とも言えるかもしれない。
「師匠、ご褒美と称して俺の尻を撫でるのは止めてくれねーですか」
ラスタチュカ(CV:中島愛)
深都生まれのまだ年若いロボ娘。「楽しそうだから!」とラファール達にくっついて迷宮をうろついていた。何を何処でどう間違えて作ったのか知らないがアホの子。清々しいまでのアホの子。無邪気で無垢で無害、しかしやる気だけは一人前の超絶ポジティブ機兵。ラファールの気遣い(と、へっぽこなギルド運営)で、ネイピア支店のアルバイトとかをしていた。……やくたたず、といわれないのはしあわせなこと。
「ラスタにおてつだえるコトならなんでもするゾ! オヤクダチって嬉しいことだからな!」
ミラージュ(CV:中村悠一)
亡国の王子で、本名をミラージュ=ダガー=ミステールという。クフィールの兄。国を亡くして流浪の日々を送っていたのは弟と変わらないが、その後遠方の東国に流れ着き、そこで立身出世を果たしたよくできた兄。世界樹の迷宮に挑むべく海都を訪れ、偶然再会した弟や従兄弟の姿に噴くことになる。なまじ責任ある身だったからこそ、本来受け継ぐはずだったのに無くしてしまったものへの執着と後悔が大きすぎて振り切れない人。今度こそ無くさないために必死になりすぎて、時々視野が凄まじく狭くなるのが弱点。
「手が届く範囲のものさえ無くすのは二度と御免だ。だから私は止まれない、止まる事は許されない」
シンデン(CV:大塚芳忠)
ミラージュの師でヨタカ(後述)の祖父。厳めしい顔に似合わずおちゃめさん。孫で……もとい孫と遊ぶのが老いの身の密かな楽しみ。ソラノカケラへの加入で遊ぶ対象が増えて相当ご満悦。ジェラグリグやリシュリー等、幼い者達の面倒をよく見ているが、本人も楽しんでいるようである。また、子供達からもじーさまと懐かれ愛されている。剣の腕は勿論、ショーグンとしての采配にも長けた名将である。
「砂も水も夢も命も、あたら強く握ればその分かえって零れるものよ……力むな若人、気楽にゆけい」
ヨタカ(CV:水樹奈々)
シンデンの孫娘でミラージュの許嫁。祖父の言葉に騙され「花嫁修業」として迷宮に挑む、何か勘違いしてる殺伐乙女。非常に美しい娘だが、これまた非常に残念な性格をしている。本人は乙女心を秘めているつもりだが、周囲からはニコリと人を斬る生粋のシノビとしかミられていない。不憫なことこのうえない乙女である。因みに大和撫子として仕込まれてる為、家事は万能である……が、やはり女性らしさが決定的に足りない。
「……可愛げがない?ならその可愛げとやらはどこで売っているんだ」
テルミナトル(CV:杉田智和)
無口を通り越して喋らないアンドロ。基本は筆談。かつては深都の機兵だったが、大きな戦で大破擱座、そのまま死ぬばかりだったところをフカビトの魔女に助けられる。世界樹の力で生まれた機兵ながら、同時にフカビトの魔も宿す身となり、その潜在能力は計り知れない。が、基本はぼやーっとしたあんちゃんである。尚、喋れないのはフカビトの魔女との生存の契約、その代償である。
『真実とか正義とか面倒くせぇだけだろ……結局は自分ェの中にしかないスジを、たとえそれが傍から見たら凄ェバカだとしても、最後まで通すっきゃねーんだ』
・トライマーチ
コッペペ(CV:神谷明)
トライマーチのギルドマスターとして、過去にもエトリアやハイ・ラガートの世界樹を踏破してきた、熟練の冒険者。元は吟遊詩人で、アーモロードに三度、トライマーチを結成して冒険者を集める。超弩級の女ったらしであり、御婦人の為なら死ねる大馬鹿者。その上、世界中の女の敵とまで言われるドスケベ。でも、なぜか一部の女性にもてちゃうお調子者である。
「惚れた女の為に、オイラの命はある。つまり、オイラの命は無数で無限ってことだな!」
リシュリー(CV:沢城みゆき)
さる王国の現役お姫様で、エミットの姪兼妹。まだみぬ叔母であり姉であるエミットを探して、単身アーモロードへとやってきた……というより、極めて特殊な生まれ(父王と、その娘エミッタの間に生まれる)と身体(王家の濃い血統ゆえか、両性具有)ゆえに、国許を放り出されたっぽい。エミットを「おばねーさま」と呼び慕う。見た目のロイヤル加減が霞む位、アホの子。
「おばねーさまっ!おあいしたかったです!わたし、きてしまいましたっ」
エミット(CV:清水香里)
さる王国の元お姫様とは思えぬ程に、ぶっきら無愛想、無口で寡黙なファランクス。出身国は豊かで大きな国で、辣腕の父王による統治で表面上は繁栄している。エミットは少女時代、父王の毒牙より逃れるため双子の姉の助けで国を出奔。以来、無頼の輩とガチンコの渡世をしてきたせいか、酷く殺伐としてる。反面、理想主義者でロマンチスト、夢見がちである……らしい。
「貴公に問う……王とは、その資格とは……何だ?」
まなび(CV:小清水亜美)
アーモロードのトライマーチに参加した冒険者。男勝りとかボーイッシュとか、そういう概念を極めて突き抜けた、言ってみれば漢女(おとめ)である。非常に一途で頑固、真面目な性格で、曲がったことが大嫌い。武道家として、「道」に非常にこだわりをみせる堅物少女である。しかし、女の子扱いされると、非常に解り易く喜んだりもする。
「あたしの拳が唸って吼える! 道理を示せと轟き叫ぶっ! 砕けっ、ひぃぃぃっさぁつ!」
アニッシュ(CV:三瓶由布子)
コッペペが女の子だと間違えてスカウトしてしまった農夫の少年。典型的な巻き込まれ型の性格で、非常に流され易い。そのことで訪れる毎度の不幸を嘆きだしたら止まらない、ちょっと自爆癖がある。庭いじりや畑の手入れが生甲斐で、何事も穏やかで平和が一番という、冒険者とは思えぬ安定志向の持ち主。当然、戦闘時はいつも半べそである。
「こうして収穫の時期を迎えると、気持ちが安らぐというか…嗚呼、家に帰りたいなあ」
デフィール(CV:桑島法子)
かつて「エトリアの聖騎士」の名を欲しいままにした、辺境貴族の娘。今は爵位を継ぎ、いつかは息子に譲ろうと思っている。思い込みの強さと、妙に生真面目な一面は健在で、加えて最近は姑属性が加わり、周囲の若い女の子達に「乙女修行」と称して、さまざまなことを聞きかじらせている、らしい。いい歳をして旦那様にはデレデレ、そんな一児の母は34歳。
「みんな、よく聞いて。私にいい考えがあるの」
ヨルン(CV:うえだゆうじ)
デフィールの旦那さん。エトリアの聖騎士とセットで語られる、氷雷の錬金術師……だった人。占星術を最近は習得するも、やっぱり炎を使う気は全くないようである。昔から変わらず生粋の冒険者であり、知的探究心に溢れている。何かと突っ走るデフィールのブレーキ役であり、公私にわたるよき相棒。沈着冷静だが意外と熱くなりやすく、分の悪い賭けが大好き。
「言わなかったか? 炎を使えないんじゃない……使わない、だけだ」
リュクス(CV:野島裕史)
デフィールが目に入れても痛くないという、ヨルンとの間にもうけた一人息子。まだ若いのに、随分としっかりした子に育ったが、若干世間知らずで天然なところがある。いずれは正式に婚約者のつくねを迎えて、家を継ごうと思っている。母譲りの実直さと、父譲りの思慮深さがあるが、所詮はまだまだ16歳の少年、まだまだこれからである。母より真竜の剣を引き継ぐ。
「えーと、まあ、少しよく考えてみませんか? 二つに一つ、というのは、ちょっと」
つくね(CV:寿美菜子)
デフィール達が再びトライマーチに合流する以前、東方を旅している時に知り合った少女。エトリアの聖騎士様が何やら大暴れ(待て外伝!)した時、助力した縁でリュクスと出会い、恋仲になる。両親公認の交際中だが、リュクスを上回る天然ボケ+ドジっ娘っぷりで、その関係は全く進展していない。恐るべし天然バカップル……中学生レベルのお付き合いである。
「きっ、昨日っ、はは、初めてリュクスさんと……その、手を、繋いでしまいましたっ」
なずな(CV:茅原実里)
ハイ・ラガートでトライマーチに参加していた、無口無表情の殺伐お嬢さん。成人して随分マイルドになったらしいが、相変わらず愛想がないと評判である。可愛いものに目がないのに、上手く接することができない不器用さん。現在はトライマーチの事務員一号。その後、元老院の好意で将家の秘伝の技を学び、ショーグンとして冒険にも参加するようになる。殺伐殺戮お嬢さん。
「か、可愛い……エル、あれ、可愛い。……どうしよう、可愛いっ」
エルトリウス(CV:小野大輔)
なずなさんの保護者。いつでも笑顔を絶やさない、レンジャー上がりの好青年。でも、怒らせるとちょっと怖い。非常に温厚で穏やかな性格で、常になずなさんを生暖かく見守ってる……ちょっと、面白がってる節もある。トライマーチの事務員二号。元から器用な男で、ショーグンの技を学ぶや適度に体得し、なずなさんと一緒に世界樹の冒険に出ることも今は少なくない。
「なずなさん、そんなに身構えなくてもいいと思いますよ。ほら、怖がられてる」
テムジン(CV:富沢美智恵)
深都にて、深王にトライマーチが協力することになった際、海都へ派遣されてきた機兵。典型的な深都の民であり、深王を心の底から信奉している。海都に留まり、コッペペに代わってギルドを切り盛りしていたデフィールの一言で、ギルドの家事を一手に引き受けるメイドになることに。フカビトおよび、フカビトに魂を惹かれた人間を、過剰に危険視している。
「深都機兵教練指導要綱13番、『一撃必殺』……奥様がそう仰るなら、止めます、けど」
ブレイズ(CV:日高のり子)
ハイ・ラガートの古参ギルド、ラーズグリーズからやってきた長身のウォリアー。勿論故郷ではソードマンだっただろう。見るも逞しい体躯をしており、巨大な鉄槌を用いてパーティの前線に立つ。リボンの魔女ことメビウスをとある理由で追っており、リシュリーと入れ替わりで一軍メンバーとなり、世界樹の迷宮へと挑んでゆく。さばさばした性格で面倒見がよく、実はいい奴。
「ラーズグリーズの名にかけて……アイツにだけは負けてられないっ!」
ホロホロ(CV:こおろぎさとみ)
辺境の少数部族の出で、大都会アーモロードに出てきちゃったビーストキングの子供。性別、年齢、一切不明。言葉が通じず、意思疎通は大概、身振り手振りで行われる。別段、冒険や生活に困ることはないが、時々部族の儀式とやらを突然はじめたりもする。生活風習が大きく違い、トライマーチでは異彩を放っているが、誰も気にせず可愛がっている。同じ年代の冒険者達とは仲がいい。
「オー、イア!イア!」
ジョーディ(CV:真田アサミ)
海都のさる将家の御令嬢……なんだが、どこをどう間違ったか、バリバリのヤンキーねーちゃんに育ってしまい、家を飛び出てしまった。すんごい目つきが悪く、頭の悪い単細胞だが、筋の通らないことは大っ嫌いという、極端な不良娘である。導火線が短く、ちょっとしたことでもすぐにキれる。口もガラもとことん悪く誤解されがちだが、根はいい奴……だといいなあ。
「ああ? 何見てんだコラ、じろじろ見てっと、脳天に尻の穴増やすぞ? アァ?」
ガイゼン(CV:富田耕生)
生臭坊主の破戒僧で、とんでもない色ボケジジィ。棒術の達人だとか、さる王家の末裔だとか、色々な噂があるが、兎に角ただのエロジジィではないようだ。…もっとも、ただのエロジジィどころか、尋常ならざる変態エロジジィとして認識されているが。どんなセクハラも「もう、お爺ちゃんったらぁん」で許させる、驚異的な謎スキルと妙な徳を持つ好々爺。
「ほんに最近の若い者は、乳やら尻やらけしからんのぅ。眼福、眼福」
・NPC
オランピア
アーモロードの冒険者達を、世界樹の迷宮で無償で助ける謎の少女。正体は一切不明だが、危険な迷宮内でも笑顔を絶やさぬ明るい女の子である。何やら訳アリのようだが、その謎は迷宮を進むにつれ明らかになるのだろう。紫がかった黒の長髪で耳当てをしており、首から下をすっぽりと青いマントで包んで覆い隠している。その正体は深都よりの使者、深王の忠実なるしもべ。フカビトとの戦の秘密を守るべく、百年間世界樹の迷宮に暗躍してきた。
カナエ
ギルド『ムロツミ』に所属する、ゾディアックの少女。冒険者だった父親の記憶を求めて、世界樹の迷宮に挑む。父親が冒険中に迷宮で命を落としており、その謎と自分の失われた記憶を探している。金髪だが実は黒髪で、幼馴染のアガタの気を引きたくて髪を染めるなど年頃な一面も覗かせる。
アガタ
ギルド『ムロツミ』に所属する、シノビの少年。カナエとは幼馴染で、カナエの過去を知る数少ない人物。それゆえにカナエを心配し、一人独断で世界樹の迷宮へと先走る傾向がある。意外とお調子者で楽天家でもあり、他のギルドの手を借りることにも全く躊躇がない。歳相応な一面もあり、生意気だがどこか憎めない。
クジュラ
世界樹の迷宮を単身闊歩し、冒険者達の前に立ち塞がる謎の剣士。どうやらアーモロードの元老院直属の人間のようだが、その冷淡な雰囲気は見る者の身を固くさせる。武人としても一流であるらしく、そのたたずまいには常に緊張感が満ち、まったく隙を見せない。迷宮を進む冒険者達と元老院とを仲立ちする。
フローディア
海都アーモロードのロード元老院を取り仕切る老婆。齢ゆうに百を超えると言われているが、老人とは思えぬ覇気に満ち溢れ、誰よりも世界樹の迷宮の謎へ……深海の奥底へと探究心を漲らせている。聡明でユーモアに富み、何物にも動じないなかなかの女傑である。その溌剌たる姿は、老いて尚美しさを見る者に刻む。
グートルーネ
かつて海都に栄えた王族の末裔。伝説にある百年の昔、白亜の姫君を思わせる容姿は見るものの言葉を奪う。非常に美しい少女だが、身体が弱く公の場に出ることはない。その生い立ちは全てが謎に包まれており、海都の民には彼女の存在すら知らぬ者も少なくない。しかしその圧倒的な存在感は、一部の冒険者に畏怖と畏敬の念を刻むようだ。その隠された謎とは……
深王
百年の昔に改訂へと沈んだ海都の一部、深都を治める謎の王。聡明にして慈悲深く、私心を捨ててその身をフカビトとの戦いに捧げている。そのため人の体をも捨て、超然たる存在となったようだ。ケトスとオランピアのみを友とし、百年の孤独を戦い抜いてきたが、海都の冒険者達を歓迎する。だが、その真意は懐が深くようとして知れない。
真祖
深王が断罪の間に百年の昔より封じし、フカビトの王。本人いわく、「王子か姫か」というもので、どうやらフカビト達は全て真祖より生まれでたものらしい。今はその強大な力の、ほんの一部しか使えない。それでも恐るべき魔としての片鱗を見せ、冒険者達をどこか飄々と見ている。真祖こそが百年の戦の謎を握る、真の敵なのだろうか?