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・ギルド「ソラノカケラ」
 北国ハイ・ラガードで迷宮を制したと噂の冒険者ギルド。基本的に西へ東へとうろうろしながら冒険とメシの種を探している人々の集団。その名声は高く、南海のアーモロードにも……響いてたかどうかは知らないが、とりあえず酒場で「リボンの魔女」の話をすると、客の半分位は「ああ、あの!」と言ってくれるとかくれないとか。異国の地での旗揚げなどというものは、大概にしてそんなもんである。

・ギルド「トライマーチ」
 エトリアで名をあげた、自称名門冒険者ギルド。その歴史は既に十数年に及び、名声はアーモロードにも知れ渡っている…と、思ってコッペペが勇んではみたものの、その実そうでもなかった、というのが現状。酒場で問われて、長々と説明すれば「ああ、あの!」と言われるくらいには有名である。「エトリアの聖騎士」ことデフィールが在籍していたギルドとしてのほうが有名なくらいだ。

・アーモロード
 南海に浮かぶ島の都、海都とも。百年前の謎の大災害により、それ以前の歴史を失ってしまったが、かつては王が統べる王国として栄華を極めた。街の中心には巨木、世界樹が聳え立っている。海の奥底へと続く、巨大な迷宮……世界樹の迷宮を抱えており、一攫千金を夢見る冒険者達で賑わっている。海風が心地よい、爽やかで暮らし易い常夏の地域のようだ。

・アーマンの宿屋
 冒険者達が定宿とする、アーモロードでも老舗の宿屋。大変愛らしい看板娘が……と思いきや、宿泊の受付等に働いているのは、男の子である。他には治療師として腕のいい、歳の離れた姉がいる。経営はこの姉弟二人で繁盛しているようだ。

・ネイピア商会
 アーモロード内に軒を並べる、万屋的な存在。交易により雑多な商品が乱雑に並んでおり、店の中は和洋折衷といった様相を呈している。店主は美人だがケチでがめつい、極度の守銭奴。武器や防具、冒険の道具等は皆、この店で調達する。

・羽ばたく蝶亭
 アーモロードの冒険者で賑わう、街一番の酒場。クエストと呼ばれるさまざまな依頼を受け付けており、冒険者達はここで仕事を得ることもでき、その内容は多岐に渡る。無邪気で愛想がいい女主人は、少し言葉遣いが独特だが人気がある。また、人が集う所の常として、多くの情報が得られる場所でもある。

・冒険者ギルド
 アーモロードに集まった冒険者達が、各々に組織するギルドを束ねる場所。大小さまざまなギルドが登録されており、そこに所属する全ての冒険者がここで職業を選択する。ギルド長を務める男は「迅獅子」「スヴェントヴェト」の二つ名で恐れられた現役のウォリアーである。

・インバーの港
 アーモロードの海の玄関口。南洋の島国だけあって開けており、頻繁に交易船が出入りしている。この港を仕切っている初老の紳士は、かつて海賊王の再来と言われた男の右腕として、航海技士だったと言われている。海を知り海を愛する、港の管理に相応しい好漢である。

・ロード元老院
 かつて王国だったアーモロードの、現在の行政機関。街を治めると同時に、世界樹の迷宮の管理や探索も行っている。冒険者ギルドとは密接な関係にあり、ギルド長より兵を借りて一軍を形成している。彼等の任務も大半が、世界樹の迷宮に関わる案件である。

・エトリア
 かつて世界樹の迷宮が存在した、辺境の小さな町。この町にあった地下深くへ伸びる世界樹の迷宮は、後に「エトリアの聖騎士」と呼ばれる少女率いる、トライマーチの手によって踏破された。その奥に眠る秘密は、この世界を再生させる為に業を背負った、ある一人の男の悲劇であった。今でも迷宮の謎こそ解き明かされたものの、観光客と冒険者で賑わっている。ゲーム「世界樹の迷宮」の冒険の舞台である。

・ハイ・ラガード
 かつて世界樹の迷宮が存在した、北方の小さな公国。この国より天に伸びる世界樹は、その上に天空の城があるとの伝説があった。そこには奇跡の力を持つ聖杯があるという……しかし、その謎を解き明かした「リボンの魔女」率いるソラノカケラを待っていたのは、過酷で哀しい真実であった。今でも迷宮こそ踏破されたものの、観光客や冒険者で賑わっている。ゲーム「世界樹の迷宮U諸王の聖杯」の舞台である。

・輝く恒星亭
 深都で主に機兵達の憩いの場所となっている宿屋。海都の冒険者達が訪れるようになってからは、彼等の深都での拠点にもなっている。非常に可愛らしい少女が宿主だが、熱烈な深王の信奉者な上、どこか排他的でよそよそしく、その感情の乏しさ故に冒険者達の間では恐れられている。だが可愛い女の子(ただしアンドロと思われる)ではあるのだが……

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