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 ここではない時、いまではない場所。
 それは、何処までも広く、果てしなく深い。
 そこは、謎と神秘が待ち受け、富と名誉が煌き、死と危険が潜む。
 数多の冒険者達を魅了してやまぬ、巨木と常に共にあるモノ……
 人は畏怖と畏敬の念を込めて、誰ともなくこう呼んだ。
 ――世界樹の迷宮、と。

 これより綴られるのは、名もなき冒険者達が不思議な迷宮を踏破してゆく英雄譚である。
 君はこの物語を読んでもいいし、読まなくてもいい。
 しかし、もし読んで貰えるのなら、これに勝る幸福はないだろう。
 良ければ是非、読んでみてくれたまえ!

 という訳で、俺こと長物守が熱狂的にプレイした世界樹の迷宮Vの二次創作小説をちまちまと書いていこうと思う。完全に趣味全開、ひたすら自己満足に突っ走るつもりだから……まあ、気が向いたら読んでもらえれば嬉しい。その上で、世界樹の迷宮シリーズに少しでも興味を持ってもらえれば、尚喜びは増すなあ。まあ、原作ゲームに興味がなくても、平々凡々なダンジョンファンタジー小説になっていればいいなと思います。最後に、毎度ながら俺の趣味に快くキャラを貸してくれる友人に感謝を。